子犬を迎えると、

「まず何から教えればいいんだろう?」

と悩みますよね。

「おすわり」「待て」「伏せ」など、教えたいことはたくさんありますが、私が一番最初に教えてよかったと思うのは、**「ハウス」**です。

あられも子犬の頃から「ハウス」を教えたことで、今では声をかけるだけでケージやクレートに入ってくれるようになりました。

今回は、私が実際にやった方法をご紹介します。

※これはあくまで我が家でうまくいった方法です。愛犬の性格に合わせて、無理のないペースで試してみてください。

「ハウス」を教えるとなぜいいの?

「ハウス」は、**「ケージやクレートの中に入ってね」**という合図です。

私があられに最初に教えてよかったと思う「ハウス」。

実際に一緒に暮らしてみると、飼い主にとって便利なだけではなく、あられ自身の安心や、もしものときの備えにもつながっていると感じています。

家事や仕事をするときに助かる

子犬と暮らし始めると、目を離した隙にいたずらをしたり、危ないものを口に入れようとしたりすることがあります。

とはいえ、一日中ずっと見ているわけにもいきません。

料理や掃除をするとき、在宅勤務で仕事に集中したいときなどに、「ハウス」の一言で自分からケージに入って落ち着いて過ごしてくれると、とても助かります。

私自身、あられが「ハウス」を覚えてくれたことで、安心して家事や仕事ができる時間を作りやすくなりました。

ただし、「邪魔だからハウスに入れておこう」という使い方ではなく、愛犬が安心して過ごせる環境を整えたうえで活用することを大切にしています。

犬にとって安心できる場所を作ってあげられる

私が「ハウス」を教えるうえで、一番大切だと思っていることです。

ケージやクレートは、犬を閉じ込めるための場所ではなく、犬自身が安心して休める場所にしてあげたいと思っています。

来客があったときや大きな音がしたとき、疲れてゆっくり眠りたいときなどに、「ここにいれば大丈夫」と思える場所があると安心です。

ごはんを食べたり、お昼寝をしたりしながら、少しずつ「ハウス=いい場所」と覚えてもらいます。

最終的には「ハウス」と言われたから入るだけではなく、眠くなったら自分から入って休めるような場所になるのが理想だと思います。

病院やお出かけの移動がしやすくなる

普段の生活ではケージを使うことが多くても、病院や旅行、車でのお出かけではクレートを使う機会があります。

私はあられに、ケージだけでなくクレートも普段から慣れてもらうようにしました。

必要なときだけ突然クレートへ入れようとすると、「狭いところに閉じ込められる」と不安に感じてしまうかもしれません。

普段から「クレートも安心できる場所」と覚えてもらっておけば、お出かけするときの移動もスムーズになります。

災害時の備えにもなる

普段はあまり意識しませんが、地震などの災害が起きたときにも、クレートが必要になる可能性があります。

急いで避難しなければならない状況で、クレートに入ることを嫌がってしまうと、飼い主も犬も焦ってしまいます。

だからこそ、何もない普段の生活の中でクレートに慣れておくことが大切。

※ケージ・クレートの違いについてはこちらを参照ください。

我が家で実践した『ハウス』の教え方

ごはんを使って『ハウス』を覚えてもらう

私がやったことは、ごはんをケージやクレートの中で食べさせることです。

やり方はとても簡単です。

まず、ごはんをケージやクレートの中に置きます。

子犬はごはんが気になって、自分から中へ入ろうとします。

その瞬間に「ハウス」と声をかけます。

この流れを毎日繰り返しました。

自分の足で「ハウス」に入ることが大切

ここで大切なのは、人の手でケージの中へ入れないことです。

抱っこして中へ入れてしまうと、「入れられた」という経験になってしまいます。

子犬が自分の足で、自分の意思で中へ入ることがとても大切です。

「ハウス」と言われて自分から入る行動を繰り返すことで、

「ハウス=自分で入ること」

と自然に覚えていきます。

特別なトレーニング時間を作る必要もなく、毎日のごはんがそのまましつけの時間になるので、飼い主にとっても無理なく続けられる方法でした。

「ハウス」は閉じ込めるためではない

「ハウス」を教えるうえで、私が一番大切だと思っていることがあります。

それは、ケージやクレートを「閉じ込める場所」にしないことです。

いたずらをしたからといって罰として入れたり、無理やり押し込んで長時間閉じ込めたりすると、「ハウス=嫌な場所」という印象を持ってしまうかもしれません。

そうなると、「ハウス」と声をかけても入りたがらなくなってしまいます。

大切なのは、子犬にとって「ここにいると安心する」と思える空間を作ってあげることです。

ごはんを食べたり、お気に入りのおもちゃで遊んだり、眠くなったら自然と戻って休んだり。

そんなふうに、ケージやクレートが自分だけの安心できる居場所になれば、「ハウス」は無理に教えなくても、自然と好きな場所になっていきます。

私は、あられが自分からケージへ入ってお昼寝をしている姿を見ると、「安心できる場所になってくれたんだな」と感じて、とても嬉しくなります。

まとめ

焦らず、その子のペースで続けよう

「ハウス」は、毎日の暮らしだけでなく、病院やお出かけ、もしもの災害時にも役立つ、覚えておいてよかったしつけのひとつです。

でも、しつけは**「何日で覚えさせる」ものではない**と私は思っています。

子犬にもそれぞれ個性があります。

すぐに覚える子もいれば、少しずつ時間をかけて覚えていく子もいます。

大切なのは、焦って覚えさせようとするのではなく、愛犬のペースに合わせて毎日少しずつ続けること。

我が家では、毎日のごはんをケージやクレートの中で食べてもらうことで、「ハウス」の練習を続けました。

ごはんの時間は毎日やってくるので、特別なトレーニングの時間を作らなくても、生活の中で無理なく続けやすい方法でした。

そして何より、ケージやクレートが**「閉じ込められる場所」ではなく、「ここにいると安心できる場所」**になることを大切にしてきました。これは記事の中でも一番伝えたいポイントです。

今では、あられが自分からケージに入ってお昼寝していることもあります。

そんな姿を見ると、「ハウスを教える」というよりも、安心して過ごせる自分だけの居場所を一緒に作ってきたのかもしれないなと感じます。

これから「ハウス」の練習を始める方も、焦らず、愛犬と一緒に少しずつ続けてみてくださいね。

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